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「バイトに行きたくない」は甘えなのか?いや、そんなことないよ。

「バイトに行きたくない」というと、もしかすると両親から、「なに甘えたこと言ってるんだ。仕事は大変なものなんだから、甘ったれてんじゃない」と、怒られてしまったことあったりしませんか?

年配の方を中心に、バイトなんて簡単な仕事なんだから、行きたくないなんていうのは、甘えであると決めつけている人が多くいると思います。

ただ、その考え方はだいぶ古く、今やバイトに任せられる仕事も責任が伴う仕事も多いと思いますし、かなり大変な業務内容のバイトもあると思います。

このブログでは、そのあたりまとめていき、「バイトに行きたくない」は決して甘えなどではないと、お伝えできればと思います。

記事のポイント
  • バイトに行きたくないというと、甘えだと言われてしまう背景
  • バイトは楽な仕事をしているという偏見
  • 現在のバイトは、普通に責任のある仕事を任せられている
  • 「ブラックバイト」といった、そもそも業務内容や求められることが、どぎついバイトも存在する
  • バイトに行きたくないのは、決して甘えなどではない
目次

バイトに行きたくないが甘えと言われてしまう理由

「バイトに行きたくない」=「甘え」と考えている人は、そもそもとして、バイトに求められている内容が変わってきているということを知らない可能性が高いです。そのあたり、読み解いていきます。

バイトはどうせ楽で責任のない仕事をしているんだろうという偏見

「バイトに行きたくない」という声が甘えだと見なされる一因には、アルバイトに対する「偏見」があるんですよね。

多くの場合、アルバイトは正社員に比べて業務内容が単純であり、責任も少ないと考えられがち。このような見方は、特に理由もないのに「正社員」と「アルバイト」とで、求められている責任感やスキルが異なっていると、誤った認識が背景にあると思います。

実際には、アルバイトでも責任感やスキルが求められるときが増えており、単純作業をやってればいいというわけではありません。顧客対応や店舗運営など、責任を伴う業務も多く担っているのが実情です。だって、時々目にする飲食店のうざい客のクレーム対応、どう考えてもアルバイトさんが誠実に対応してるときあるじゃないですか。

この偏見は、「アルバイトを経験したことのない年配の方」「楽なバイトが多かった高度成長期にバイトしてた方」に生まれることが多いと思ってます。昔と今は違うんですよ。

その偏見から生じた、そんな簡単な仕事すら放り出すなんて、甘えだろうという結論

そうした背景から、「バイトに行きたくない」=「甘え」という偏見は、アルバイトが現在直面しうる困難を理解せず、バイトの労働を軽視しているからこそだと思います。

「簡単な仕事すら放り出すのは甘え」という結論に至るのは、アルバイトの労働を正当に評価しないことから来る誤解ですよね。厳しい労働条件や不規則なシフト、低賃金、職場での人間関係の問題、クレーマーの対応などなど、さまざまなストレス要因に耐えながらバイトしてんのに。。。

なので、「バイトに行きたくない」という感情は決して「甘え」などではなく、アルバイトは現在は正社員と同じようなストレスにさらされているからこそ発生するものであり、心からのSOSとして捉えるべきだと思います。

「バイトに行きたくない」は甘えとは言えない社会の背景

アルバイトさんに対して、正社員と同じような業務が与えられるようになってしまった社会の背景について読み解いていきます。

バイトに求められることの変化

アルバイトの役割と期待は、時代と共に大きく変化してきています。かつては単純労働が中心であり、人手不足で正社員を雇うことができないから、アルバイトに単純業務をやってもらい、正社員は別の業務に集中する。という流れでバイトを雇っているケースが多かったと思います。

今日では、そういった単純作業系のバイトもありますが、特に接客業務を中心に、圧倒的にクレーマーの数が増えており、ストレス要因が増えたと言わざるをえません。昔もクレーマーいたとは思いますが、今のほうが目にすることが増えてきていますし、クレーマーというか、暴力にでてくる変質者も増えており、そういった背景で、バイトに求められていることが変化しているとは感じます。

また、バイトといっても、専門的なスキルや知識を必要とする場合が増え、業務の内容も多様化していることも挙げられます。例えば、IT関連の技術を活用した業務や、外国語を駆使する観光業界の仕事、さらにはマーケティングや企画立案など、ときどき「学生インターン」という名目で学生さんが募集されてますが、実情は専門性が高く責任感を要する「バイト」ですよね。

このように、バイトに求められる能力や責任の範囲が広がる一方で、それに見合った評価や待遇が提供されていない場合が少なくありません。結果として、アルバイトを取り巻く環境は、精神的・身体的に要求が厳しくなりつつあり、仕事に対する負担感やストレスが増大していると思います。

ブラックバイトの存在

こうした、「バイト」の使い勝手の良さを極限まで利用してやろうと考えている会社が、「ブラックバイト」を生み出していると思います。

ブラックバイトというのは、こういうバイトを言います。

  1. 不当なノルマの強制: 例えば、販売職での売り上げノルマ未達成時に商品の買取を強要されるケースや、季節イベント商品のノルマを強いられることがあります。
  2. 労働基準法の違反: 労働基準法では、休憩時間の確保、残業代の支払い、最低賃金の保証など、最低限守られるべきルールが定められています。ブラックバイトではこれらのルールが守られないことが多々あります​​。
  3. シフト管理の問題: 本人の希望を無視したシフト組みや、休憩時間がしっかりとれず長時間労働を強いられる場合もあります。また、労働時間が法律で定められた上限を超えることもあり得ます​​。
  4. 給与の不払い: 残業代が支払われない、または給与そのものが支払われないケースもあります。これは明らかな違法行為です。

運が悪く、こうしたバイト先で働いている場合、「バイトに行きたくない」というのは、一ミリもあなたのせいではありません。

アルバイトをいいように使って労働力を絞り続け、使えなくなったらぽいっとするような倫理観のない会社に、あなたの人生を使っていいはずなどないです。そんな「ブラックバイト」からは、そうそうに逃げ出したほうがよいのですが、当然そんなことをするような会社なので、簡単には辞めさせてくれないでしょう。もし、抜け出すのが大変そうなのであれば、バイトにも対応している退職代行を使うのがよいと思います。

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まとめ:「バイトに行きたくない」は甘え?

この記事のポイントをまとめると

「バイトに行きたくない」は甘えと思われてしまう背景
  • 「バイト」は「正社員」よりも責任感のない簡単な仕事をしているという誤解
  • その誤解から、バイトの仕事程度で嫌になってしまうのは、「甘え」であるというマウント
「バイトに行きたくない」と思わせてしまうようなバイトが生じた社会の変遷
  • バイトに求められていることの、責任感・業務量が増えてきている。
  • クレーマーをはじめとする、変な人が社会に溢れている。
  • 「ブラックバイト」のように、安価な労働力を極限まで搾り取ってやろうと考える会社の存在

このように「バイト」を取り巻く環境は、かなり変わってきています。
「バイトに行きたくない」と思わせるような仕事を割り振っている会社がいけないんだと思います。もちろん、「バイト」を大事に扱ってくれる会社も世の中多くありますので、とっとと行きたくないようなバイトは辞めてしまうが良いです。

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